こんちゃ!くらげです
先日、たぶん10年ぶりくらいにクレヨンしんちゃんの映画を見てきたので、その感想を記しておきます
クレヨンしんちゃんだからといって侮ることなかれ、結論から言ってしまえば、
大傑作!!!
大人も子供も全員楽しめる映画です!
- 青春
- 謎解き
- 感動
さて、普段はあまり映画を見ない私ですが、あまりに評判で、巷ではオトナ帝国の逆襲を超えたと話題になっていました
ということで、出不精の重い腰を上げ、仕事帰りにいざTOHOシネマズ日比谷へ
数年前に一度行ったことがあるんですが、このTOHOシネマズ日比谷は東京ミッドタウン日比谷という激おしゃれスポットの4Fにあります
しかも、スクリーン12・13だけ地下にあったり、TOHOシネマズ シャンテという別館があったりトラップだらけになっています
そしてわざわざ螺旋状になった通路でキラキラショップの前を通り、4Fまで登った末にたどり着く…
この関門を通りし選ばれたものだけが映画を見ることができます
さて、行き着くまもなく上映時間となったわけですが…
すばらしい!
※以下ネタバレ含む
まず、序盤の風間くんが襲われているシーンで一気に不穏な空気を予感させます、さらに見事な犯行現場のミスリード!
そして物語が進むにつれて、エリートを目指す風間くんと、楽しいことをやりたいしんちゃんの溝が深くなります。
これは大人の目線からみると合理主義と非合理主義の対立とも解釈できて結構現代の思想を反映してるような感じがします
そして、エリートを目指すあまりおかしくなっちゃった風間くんとケンカしても風間くんを助けようとするしんちゃん
このあたりから、物語は謎解きにシフトしていきます
この謎解き、子供だましとかではなくて、映画を隅々まで見ていればちゃんと犯人がわかるようになっているんですよね
しかも、ミスリードの仕方も上手いです
そして、犯人を見つけ、無事解決!
かと思いきや風間くんが第2形態(?)へ進化するわけですが…
そこから一気に風間くんVSしんちゃんの対決になり、青春という言葉がキーワードになってました
いつまでも一緒にいられるわけではないという儚さ、寂しさを感じ現実に直面している風間くん
それでも今を全力でバカバカしく生きようとするしんちゃん
この二人がぶつかる様は、まさに王道の青春
それは現在青春を謳歌している人にも、これからそうった経験をするかもしれない子供たちにも、すでに経験した大人たちにも響いたと思います
そして、エンディング
マカロニえんぴつの『はしりがき』という曲がエンディングテーマですが、
見事な映画のリンクっぷりです!
ただ無駄を愛すのだ、現代人が忘れがちなことをまさかしんちゃんから教えてもらうとは…
そんな感動に包まれて、映画は終わりました
不覚にもちょっと泣いてしまいました
さて、東京ミッドタウンから出る頃には、そんな周りのキラキラショップやおしゃれOLたちが気にならないほど、『今』を楽しみ、生きていこうと思えました
青春ファイヤー!
〜以下参考〜
ねとらぼによるレビューと監督、脚本家へのインタビューです
気になった方はこちらもどうぞ
コメント