岡山県の終わっている交通マナー

生活

岡山県の交通マナーは終わっている。本当に終わっている。マナーが悪すぎる。そもそも「いじめ」とか「万引き」みたいに、「マナー違反・ルール違反」という言い方が良くないのかもしれない。
普通に「法令違反」が横行している。
私は18年間岡山に住んで、その後大学進学とともに上京し8年ほど東京で過ごし、また地元に帰ってきた人間だ。住んでいるときは、交通マナーのことなど特に気を止めることなく生活していたが、上京した後、帰ってきてその異常性に気づいた。
なにせ半年で3回ほど轢かれかけた。
これほどの頻度は、もしかしたら私の方に問題があるのかも知れないと一瞬自分を疑ったが、東京にいたころは散歩していても轢かれそうになった経験はないので、これはどう考えても岡山県の問題である。

というわけで、今後の交通事故による被害者を1人でも少なくするべく、ここでは現状起こっている問題を共有した上で、最後はドライバーの立場にもなって、なぜ交通ルールを守らないのかまでを考察していきたいと思う。

岡山に引っ越す予定がある人、旅行で車を借りようとしている人などなどは参考にどうぞ。

 



車が最優先

まず、大前提として岡山県は自動車が最優先である。
歩行者や自転車は、まず車に道を譲らなければならない。そして車は絶対に道を譲らない。
ここ岡山は、道路交通法の治外法権地帯なのである。

というのも、岡山県は地方にありがちな超車社会で、高校卒業と同時に免許を取る。
大人は1人1台車を持つのが当たり前で、100m先のスーパーも車で行くような世界だ。
歩行者、自転車より車の数の方が圧倒的に多い。だから多数派である自分たちを優先するのが当然だという過激な思想が蔓延しているのだ。

ウインカーは出さない

有名な話だが、岡山県ではウインカー(方向指示器)をださない。本当にださない。
最近はキャンペーンのおかげか多少ましにはなってきているが、それでも20人に1人くらいはウインカーを出していない。そのウインカーも、曲がる直前に2秒くらい光らせるだけの無意味な人も多く、いやいや厳密にはそれも違法ですよと言いたくなる。
そもそも岡山県では、ウインカーは出す方が親切でやってやるくらいの認識で、義務であるという意識が著しく薄い。
かくいう私も、東京で教習所に通っていた際、「ウインカーって曲がるときは絶対出さないといけないんですか?」と教官に聞いて度肝を抜かれた経験がある。

信号は守らない

当然だが信号は守らない。
やんちゃな小学生のように青は進め、黄も進め、赤は変わって5秒以内はセーフくらいの感覚で突っ込んでくる。いい年した大人たちとは思えない。もちろん歩行者はたまったもんじゃない。まるで東南アジアの人口密集地のように、青信号でも常に左右を気にしながら横断歩道を渡らないといけないし、交差点で右折してきた車は止まってくれることを祈って歩くしかない。危なすぎる。

 



ドライバー目線

さて、ここまでは歩行者の視点からいかに車の運転が危険かを述べてきたが、実は運転する側にもそれなりの言い分がある。
というわけで今度はドライバーの立場に立って、なぜ岡山県はこんなことになっているのかを考えてみたい。

まず、第一に車が多すぎるので常に渋滞している。
先に述べたように、1人1台所有の社会なので車が多すぎる。若者の車離れとはフェイクニュースではないかと疑いたくなるほどにみんな車を持っている。にもかかわらず、ろくに整備されていない道路が多く、対向車とぶつかりそうになるような狭くて細い道をスレスレで通るという過酷な環境での運転を余儀なくされている。

そして次に、渋滞や混雑が常なので、基本的に運転手には余裕がなくイライラしている。
初心者や高齢者などのんびり走っている車は容赦なく煽られる。
だから右左折や車線変更などは、後続の迷惑にならないように迅速に行わなければないのだ。
すると、歩行者になかなか目がいかなくなるのだ。

要するにまとめると、運転手の言い分としては「こっちは狭い道を神経使いながら運転してるのに延々と混んでるし、歩行者見る余裕なんかねーんだよ」ということである。
あまりにも身勝手だ。

 



まとめ

さて、以上が岡山県の交通ルールだ。書いていて情けなくなるほど終わっているが、これが実情だ。

あと当たり前すぎてわざわざトピックにはしなかったが、当然速度も違反している。大幅に超過している。国道を高速道路と勘違いしているアホがプラス20kmくらいで爆走している。
そしてもちろん一時停止もしない。スピードを少し緩める程度のものだ。危険なので歩行者のほうが一時停止しながら歩いている。なんでだよ。

というわけでどうしようもない無法地帯となっているが、ここで事前に知っておくだけで、多少の傾向と対策は練れるのかもしれない。もっとも、確実な対策は私のように運転をしないことかもしれないが。

なにはともあれ、とにかくドライバーのみなさんは安全運転でよろしくおねがいします。

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