ニートだったときの話をしようか

生活

どうも〜くらげで〜す

タイトルはUSJを復活させたでおなじみのマーケター森岡毅著のパロディ

著者の子供に向けて書かれた本であり、仕事は何を基準に選びこれから先どう生きていくのか

マーケティングの世界で第一線を走る方の人生論が語られているので

もしかしたら、いや絶対この記事より今後の人生で役に立つはずだ

そしてこの記事では、そんな本とは真逆のニートだったときの話をしようと思う

どうやら日本で労働も勉強も、夢を追って活動していたこともない

特に何もせずにダラダラ毎日を過ごしていた人というのは希少らしい

というわけで拙いニート経験から何か感じてくれるものがあれば幸いである

ちなみに俺のニート歴はトータル9ヶ月ほど(勉強してない浪人生という期間を含めるとプラス1年)で、エアプと言われても仕方がないほどニートガチ勢には到底及ばない経歴なので、あくまでご参考程度に留めてほしい

 



なぜニートになったのか

そもそもなぜニートになったのかと聞かれたならば、それはもう働きたくなかったからである

本当に働きたくなかった、将来の夢がユーチューバーの小学生が羨ましいほど

俺の将来の夢は働かないことだった

というわけで、就活が本格化し周りがインターンに申し込んだり、公務員試験に備えて勉強をはじめたりしている最中、ウイイレに1日を費やし就活解禁日と同時になぜか内定が出始めてる4年生のときも、漠然とバイトだけして過ごしていた

そして真面目に授業にはでていたので単位は取れて、文系なら許されるおおよそ論文とは呼べないやっつけの卒論も仕上げ、あっという間に4年間の大学生活は終わりを告げた

こうして晴れて世にも奇妙な新卒のニートが誕生したわけである

要するに就活をしなかった→でも大学はきちんと卒業した

かくしてこのようなルートで、俺はニートになったのだった

 



生活

1日のスケジュール

まず、基本的に生活は不規則なので、ルーティンもなにもない

起きる時間も寝る時間も日によってバラバラだ

昼ごろだったり夕方起きたり、昼夜完全に逆転して19時に起きて朝6時に寝てたり

かと思いきや、突然朝5時に起きて夜10時に寝る生活になったり…

そして、やることといえば

ゲーム、YouTubeなどの動画鑑賞、読書、Netflix、ソシャゲ、テレビ、ラジオ、etc…

まず起きると、ご飯を食べながら録画していたテレビを見る

そしてウイイレでレート戦に勤しみ、飽きるとフォートナイト

それも飽きるとラジオを聞きながらソシャゲが始まる

その後は、Netflixでアニメや洋画、さらにYouTubeでお気に入りのチャンネルやおすすめ動画を見る

夜にはDAZNで野球と海外サッカー、こうして、1日が過ぎていく

今振り返ってみると、はちゃめちゃな生活だったが驚くことに

当時はそれなりに充実した楽しい日々を送っていたと記憶している

お金

金銭的な問題に関して言えば、仕送りをもらっていたので、健康で文化的な最低限度の生活を送る程度の問題はなかった

大学卒業してもとりあえず仕送り続けるよという摩訶不思議な状態だった(ありがたや〜)

我が親ながら、よくこんなドラ息子に金銭の授受を施したなあと思う

機会があれば当時の心境を聞いてみたい

ちなみに親との関係は良好ではないけど、不良というほど悪くもなく

というか今も昔もそんな感じなので、まあ良くも悪くも放任主義らしい

見放されていただけかもしれないが…

食事

学生時代はほとんど外食生活だったのに、節約意識もあってかこの頃はよく自炊をしていた

パスタ、うどんあたりの簡単なものから、カレーやステーキ、パンケーキなんかも作ったりした

振り返ってみれば、自己の存在意義を明確にするための手段として料理を選んでいたのではなかろうか

いやもしかしたら暇だっただけかもしれない

 



弊害

声が小さくなる

俺のような引きこもり型ニートは基本的にコンビニ店員くらいしか会話しなかったので

温めますか?の返事を聞き返されるほど声が小さくなっていた

さらには、会話の仕方ごと忘れるといった末期症状も出始めるので、これからニートを目指す諸君にはぜひアクティブ型ニート(?)目指してもらいたい

時々襲ってくる謎の焦燥感

これは深夜や寝る直前、たまにでる症状だった

この先大丈夫なのか…という思いと、まあなんとかなるかーという楽観的な感情がせめぎ合った結果ではないかと今になって思う

しかし、寝たら次の日にはすっかり忘れ、またゲームに熱中していたので深刻な精神的苦痛とかまでは至らなかった

このあたりは生まれ持った性格というか、大袈裟にいうと遺伝的要因みたいなものもあると思う

 



社会復帰

なぜ、アルバイトを始めたかというと単純にお金が尽きたからである

さすがに親もそろそろ面倒見きれないぞ!となり、仕送りも打ち切り終了にしますよ〜

と家族からの戦力外通告を受けそうになったので働かざるを得なくなった

実家に帰るという選択肢をとればもう少しニート期間を延長できそうな雰囲気もあったが

さすがに迷惑かと思い踏みとどまった

ニートになってわかったこと

働かなくても死なない

これに尽きる

それでいて現代人が見過ごしがちな真理のような気がする

こんな話をすると、お前は親がお金をだしてくれたからだ!とか言われるかもしれない

確かにそうだ、俺はかなり周りの環境に恵まれていたからニートができた

親も友達に無職である俺を、叱ることも甘やかすこともなく、それまでと何一つ変わらない態度で接してくれた

しかし、そんな外的要因は一旦置いといて、ここで伝えたいのは

働かなくても死なないという普遍の真理である

小学校の宿題のようなもので、そのときはやらないと人生の終わりに思えたようなことでも

振り返ってみれば、実は人生において大した出来事ではないという話は往々にしていくらでもある

労働もそれだ

働くということもすぐ飽きてしまう趣味程度に考えて

やめたいときにはさっさとやめて、どこか遠くに旅行でも行けばいいのだ

衣食住があれば人間生きていけるし、最悪生活保護というセーフティーネットもあるし

公共の就労支援や資格取得支援制度もあるし、社会復帰する手段はたくさんあるので

そんなに嫌なら君も1度その労働から逃げ出してみてはいかがだろうか(責任は負えないけど…)

それではまたっ!

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